ヤマビルの生態
・和名 ニホンヤマビル
・英名 land leach
・分類 環形動物(ミミズやゴカイの仲間)
・形態
円筒形で、1.5センチから5センチ程度まで伸縮します。
色は赤褐色で背中に3本の黒い縦線があります。
前後に吸盤をもち、吸盤を使ってしゃくとり虫のように移動します。
吸盤はタコよりも強いと言われています。
移動速度は1分間に1mと、意外と早いのです。
・生息環境
水分の多い沢筋や落ち葉の堆積した所、けもの道と歩道の交差するところなどに多い
・活動期
綾町では4月から12月上旬まで見られます
気温が20度以上、また雨か雨上がりの天候に恵まれた日に活動が活発になります
晴天と高温が続くと見かけにくくなります
気温の低い12月~3月は地表から姿を消し、落ち葉や石の下に潜んでいると言われていますが、その姿を見つけられたことはありません
・繁殖
雌雄同体ですが、無性生殖はしません。自己受精または交尾をします。
皮膚の柔らかいところを多数の歯がついた3つの顎で逆Y字型に切ると血がにじみでます。
30分から1時間かけて1ccほど吸血します。
十分に吸血して体重が0.5g以上になると、産卵できる生体となります。
産卵は5~10月に多く、1個の卵塊から8匹程度ふ化します。
ヤマビルの生態を映像でご覧ください♪
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