ふれあい調査第2弾!!「綾町 古屋地区」完成です
2009年から始まった、今回の「古屋地区ふれあい調査」。
途中、口蹄疫や新燃岳の噴火など宮崎県内の自然災害に見舞われ、半年間ほど休止する事態もありましたが、3年間かけて、何とか形になりました。
今回は、ふれあい調査の結果を「冊子」として残すことで、次世代の子どもたちに語り継ぎたい、という地区の方々の思いから、1冊の冊子になりました。
古屋地区は、古屋・尾原・大平山の3集落から構成されています。
丘の上で火山灰地質、地区内では水が豊富な尾原と大平山。一方、丘のふもとで粘土質、水が乏しかった古屋。
その中では、「古屋地区」とひとまとめにしても、集落ごとに異なった生活様式が営まれていました。
本当に自然農法を実行し、自然のサイクルに合わせ、恵みを受けながらの生活。
生物が多様な時代なので豊かである反面、その恵みが受けられなかったり不足した場合は、本当に苦労があったようです。
その苦労は、子どもにも家の仕事が分担されていたように、家族内そして親戚、ご近所どうし、みんなで助け合って乗り切っていました。
今回、11名の語り部、5名の編集員にご協力いただき完成したものです。
今後、古屋地区でどんな風に活用され、綾町内の他地区にどのように波及していくのか、楽しみです。